2025年から独立した分水嶺トレイル実行委員会の主催で開催/運営する分水嶺トレイルとなります。旧山たのクラブの分水嶺トレイル運営委員会のメンバー内のやりとりの流れで自分が委員長を拝命する事になりました。

【岡田の実績】

分水嶺トレイルの個人としての実績は以下のようになります。

2015鴨沢〜獅子岩ソロ完走(確か5位)

2016青梅〜獅子岩DNS(体調不良)

2017鴨沢〜獅子岩チーム優勝!(速いチームが潰れてDNFとなった棚ボタ)

2018鴨沢〜獅子岩DNF(マーシャルでしたが膝の不調で徳ちゃん新道で下山)

2019青梅〜獅子岩DNS(体調不良)

と実は2回しか完走してないです…

2017頃から旧山たのクラブ運営の講習会で講師役をやったり、2018秋からは山たのクラブの会員となり分水嶺トレイルの運営委員でありました。

その他山岳系の実績としてはTJAR2016/2018を完走していたり、日本OL協会のNI資格を持っています。

【分水嶺トレイルを知ったきっかけ】

私が分水嶺トレイルというのを初めて知ったのは、MMAブロガー釘嶋さんのこの記事から。

2014年8月ですね。私はランや山歩きを始めたのが2013年で、2014年から鏑木さんのチーム100マイル2期に参加させて貰ってました。釘嶋さんはトータスのチームメイトで顔見知りなのもあり、また彼の文章は洗練されていて面白いのでチェックしていたのでした。

個人的には2014夏に大浜海岸にTJAR最終フィニッシュを見に行き、そのフィニッシュゲートを潜ってみたいという気持ちが芽生えた頃のタイミングに釘嶋さんのこの記事を読んで分水嶺トレイルという大会が自分の中にインプットされたのでした。

【分水嶺トレイル参加を目指して】

こんな風に2014秋から冬にかけて自分の目指す方向性が所謂トレランから山岳縦走に舵を切るタイミングとなり、週末のカモシカ山行で秩父三峰口駅から雲取山経由で高尾山口駅までタープ泊縦走したり、週末0泊で相模湖駅から丹沢主脈縦走してそのまま自宅まで歩くみたいな夜間含む長時間行動をやるようになり、それがそのまま2015の分水嶺のエントリーに書く山行経歴になって行きました。

2014〜2015のシーズンはそれ以外にも神奈川県山岳連盟の雪山講習、沢登講習なども受けて、一般的な山で用いるロープワークとか懸垂降下やクライミング的な経験を積む事も出来て、書類審査を経て2015分水嶺にソロエントリーが認められた時は嬉しかったのを覚えています。

2015GWから実際の奥秩父縦走路の下見を始め、二分割して鴨沢から獅子岩までを歩きました。思い返すと初めての分水嶺トレイル完走を目指して、色々試行錯誤して無駄な装備を削りながら山行を繰り返していた頃が一番楽しく充実していた気がします。

例えば山歩きを始めて比較的早いタイミングでストックシェルターは入手してましたが、実際の幕営で使ったのは分水嶺の試走が初めてで、雨の大弛峠で寝てる時に酸欠なりかけて目が覚めるなんて失敗もしたり。(出入口のジッパーの開け方が足りなかった)

初参加の2015大会では、準備などに手間取り殆ど徹夜でスタートした事もあって初日の夜に初めての幻覚も見たりしました…

深夜の甲武信岳から国師ヶ岳の間をふらふらになりながら歩き、国師ヶ岳からみた日の出頃の景色はほっとすると共に感動した記憶があります。

2017大会ではチーム完走の楽しさも難しさも味わいました。誰か一人が不調になったらそれに合わせるしかなくなるので、実はチーム完走の方が難しいよね?と個人的には考えています。

【実行委員長としての想い】

分水嶺トレイルはコロナ禍で何回か休止した後の復活を目指していましたが、その過程で運営体制が大きく変わり、何故だか私が実行委員長を拝命する事になりました。

こんな感じで関わって来た分水嶺トレイルですが、私はこの大会は完走は決して簡単ではないものの、比較的挑戦し易い長距離縦走の大会にしていきたいと考えています。

普段からソロで長距離縦走を実践している方が力試し的に挑戦するのも良いですし、またチーム参加で楽しみながら長距離縦走を経験するきっかけになってくれたらと考えています。

特に自分がメンバーを募ってチームで分水嶺に出場した経験から、分水嶺完走経験程度の実力あるリーダーが縦走経験の浅いチームメンバーと一緒に楽しみながらチーム完走を目指す、みたいな事を期待しています。

参加者の皆様が楽しめ、面白かった、良い経験が積めた、参加して良かった、また参加したい、と感じて貰えるような大会となる事を目指しています。

装備品の指定や事前の書類審査など、他の大会と違う部分も色々あります。これらは少人数の運営で安全性を確保する為に必要と考えています。またこれからも色々な新しいアイデアを取り入れつつ皆さまに愛される大会を目指して行きたいと考えています。

分水嶺トレイル実行委員会

委員長 岡田泰三